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【EC商品撮影】の基本とは?必要な道具や流れをご紹介

EC撮影

ECにおける商品撮影は、大変重要です。商品を魅力的に見せるためには、どのようにすればよいのでしょうか?
今回は「EC商品撮影」のコツや、撮影のために必要な道具、全体的な流れを紹介します。

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「EC」とは?基本的な用語について

ECとは「電子商取引」(Electronic Commerce)の略称で、インターネットを通じて商品の販売やサービスの提供を行うことを指す言葉です。
具体的には、オンラインショッピングサイトや電子マーケットプレイス、デジタルコンテンツの販売などが含まれます。

オンラインショッピング:消費者がインターネット上で商品を購入すること。
B2B(BtoB)取引:「Business to Business」の略で、企業間での電子的な商取引のことです。
C2C(CtoC)取引:「Consumer to Consumer」個人同士がインターネットを通じて商品を売買する取引を指します。例えば、オークションサイトやフリマアプリなどのことです。デジタルコンテンツの販売:音楽、映画、電子書籍などのデジタル商品をインターネット上で販売することを指します。

ECは利便性が高く、24時間いつでもどこでも購入が可能なため、近年急速に普及しています。

EC撮影に必要な道具について

EC撮影に必要な道具を以下にまとめました。
これらの道具を揃えることで、プロフェッショナルな商品写真を撮影し、ECサイトでの販売促進に役立てることができます。

1. カメラ
デジタル一眼レフカメラ(DSLR)
- 高解像度で鮮明な画像を撮影するために必要です。
- 特に商品撮影に適した機能が充実しています。

ミラーレスカメラ
- 軽量でコンパクトながら、高画質な撮影が可能です。
- 初心者にも扱いやすいモデルが多くあります。

2. レンズ

マクロレンズ
- 商品のディテールを捉えるために最適です。
- 50mmから100mmの範囲が一般的に使用されます。

標準レンズ
- 全体的なバランスを見て撮影するのに適しています。
- 50mm前後の焦点距離が使いやすいです。

3. ライティング

ソフトボックス
- 柔らかく均一な光を提供し、影を最小限に抑えます。
- サイズや形状の異なるソフトボックスを用意することで、さまざまな商品に対応できます。

LEDライト
- 調光可能で、長時間使用しても熱を持ちにくいのが特徴です。
- ポータブルで使いやすいモデルが多くあります。

リフレクター
- 光を反射させて、影を柔らかくしたり、暗い部分を明るくしたりするために使用します。
- ゴールド、シルバー、ホワイト、ブラックのリフレクターを用意すると便利です。

4. 背景
背景紙
- 白やグレーの背景紙は、商品を際立たせるために効果的です。
- マットな質感のものを選ぶと、光の反射を防ぐことができます。

背景スタンド
- 背景紙や布を固定するために使用します。
- 高さや幅を調整できるものが便利です。

5. 撮影台

商品撮影テーブル
- 透過性のあるテーブルを使用すると、下からのライティングが可能になり、影を減らすことができます。
- サイズ調整が可能なものを選ぶと、さまざまな商品に対応できます。

6. 三脚

カメラ三脚
- カメラを安定させるために使用します。これにより、ブレのない写真を撮影できます。
- 高さ調節が可能で、しっかりとした安定性があるものを選びましょう。

7. 撮影アクセサリー

ディフューザー
- 光を柔らかく拡散させるために使用します。これにより、自然な光の効果を得られます。

グリッド
- ライトに取り付けて、光を特定の方向に集中させるためのアクセサリーです。

クランプやアーム
- 小さな商品やアクセサリーを固定するために使用します。

8. 編集ソフト

Adobe Photoshop
- 撮影後の画像編集に最適なソフトです。色補正や背景の調整が簡単に行えます。

Adobe Lightroom
- 大量の画像を一括で編集する際に便利です。明るさやコントラストの調整がスムーズに行えます。

(種類別)EC商品撮影の方法について

ECサイトの商品撮影は、商品の種類ごとに異なる撮影方法やポイントがあります。
以下に主要な種類別の撮影方法を説明します。

ファッション

ファッションアイテム(衣類、アクセサリー、靴など)の撮影方法

1. 衣類
- モデルを使うかマネキンを使用して、商品を実際に着用した状態で撮影します。
- 全体像だけでなく、ディテール(ボタン、縫製、素材感)も撮影します。
- 自然光を活用するか、ソフトボックスを使って柔らかい光で照らします。
- 背景はシンプルな白やグレーを使用し、商品が際立つようにします。

2. アクセサリー
- クローズアップ撮影で細部まで鮮明に見せます。
- 反射を防ぐためにディフューザーを使用します。
- シンプルな背景と、アクセサリーの色を引き立てる補色の背景を用意します。

3. 靴
- 各角度(横、前、後、上)から撮影し、ソールのディテールも見せます。
- 自然なポーズで靴を立てるか、専用のシュースタンドを使用します。
- 清潔でシンプルな背景を選び、靴が主役となるようにします。

コスメ・ビューティー

コスメや美容関連商品の撮影方法

1. 化粧品
- ラベルやパッケージのデザインが見えるように、正面から撮影します。
- 開封した状態や、内容物が見えるカットも含めます。
- 光沢のあるパッケージは反射に注意し、ディフューザーで光を柔らかくします。
- 背景はシンプルなものを使用し、商品にフォーカスが当たるようにします。

2. スキンケア商品
- 使用シーンを想像させるために、バスルームや洗面台などの背景を使用します。
- テクスチャーが見えるように、クリームやジェルのクローズアップを撮影します。
- 自然光を利用して、清潔感を強調します。

家電・ガジェット

家電製品やガジェットの撮影方法

1. 小型家電
- 複数のアングル(正面、背面、側面)から撮影し、全体像を見せます。
- 機能や操作部分のクローズアップを撮影します。
- 操作シーンを想像させるために、実際に使用している写真も含めます。
- 背景はシンプルで清潔なものを使用し、商品に焦点を当てます。

2. モバイルデバイス
- スクリーンの明るさや画質を見せるために、ディスプレイをオンにした状態で撮影します。
- ポートやボタンの詳細を見せるために、クローズアップ写真を撮ります。
- 製品の薄さやデザインを強調するために、横からの撮影も行います。

フード・ドリンク

食品や飲料の撮影方法

1. パッケージ食品
- パッケージのデザインが見えるように、正面から撮影します。
- 開封した状態や内容物を見せるために、パッケージの中身も撮影します。
- 自然光を利用して、食品の鮮度や質感を強調します。
- 背景はシンプルで、食品の色が引き立つものを使用します。

2. 飲料
- ボトルや缶のデザインが見えるように撮影します。
- 飲み物が注がれたグラスやカップの写真も含め、商品の使い方を示します。
- 冷えた飲料の場合、結露を強調することで新鮮さをアピールします。

インテリア・家具

インテリアや家具の撮影方法

1. 大型家具
- 全体像が分かるように広角レンズを使用し、部屋全体の写真も撮影します。
- 細部や素材感を見せるために、クローズアップ写真も含めます。
- 自然な生活シーンを演出するために、実際に使用しているシーンを撮影します。
- 照明は柔らかい光を使用し、家具の質感を引き立てます。

2. インテリア小物
- 使用シーンを想像させるために、他のアイテムと組み合わせて撮影します。
- クローズアップで質感やディテールを強調します。
- 背景はシンプルなものを使用し、小物自体が目立つようにします。

これらの方法を参考にして、ジャンルごとの適切な撮影を行うことで、商品の魅力を最大限に引き出し、購入意欲を高めることができます。

商品撮影のコツについて

ECサイトの商品撮影には、商品の魅力を最大限に引き出し、購買意欲を高めるためのいくつかのコツがあります。
以下にその詳細を説明します。

商品をキレイにする
撮影前に商品を清潔にし、指紋や汚れを取り除きます。
特に光沢のある製品や衣類などは、細かい汚れが目立ちやすいので注意が必要です。

ライティングの工夫
自然光を利用することで、商品が自然に見え、色合いも正確に再現されます。
特に午前中の柔らかい光が理想的です。
また、人工光を使用する場合は、ソフトボックスやディフューザーを使って影を柔らかくし、均一な光を確保します。

適切な背景選び

背景はシンプルで、商品の色や形が引き立つものを選びます。
白やグレーの背景が一般的ですが、商品の特性によっては、カラフルな背景やテクスチャーのある背景も効果的です。

複数のアングルから撮影

商品を様々な角度から撮影することで、購入者が全体像を把握しやすくなります。
正面、背面、側面、上部、クローズアップの写真を用意し、商品の詳細をしっかりと見せます。

詳細部分のクローズアップ

商品の質感や細部を見せるために、クローズアップの写真を撮影します。
これにより、素材の質感や製品の特徴がよくわかります。

スタイリングと演出

特にファッションアイテムやインテリア商品などは、実際の使用シーンを想像させるスタイリングが重要です。
モデルや小物を使って、商品の使用イメージを具体的に見せることで、購入者の想像力を刺激します。

適切なカメラ設定

高解像度のカメラを使用し、商品のディテールを鮮明に捉えます。
ISO感度は低めに設定し、シャッタースピードや絞りを調整して、適切な露出を確保します。

三脚の使用

三脚を使用してカメラを安定させ、ブレのないシャープな写真を撮影します。
特に長時間の撮影や、細かい調整が必要な場合に有効です。

画像編集ソフトの活用

撮影後は、画像編集ソフトを使用して色補正や明るさの調整を行います。
Adobe PhotoshopやLightroomなどを使って、最適な仕上がりを目指します。

一貫性の確保

撮影するすべての写真で一貫したライティング、背景、スタイリングを保つことで、ECサイト全体の見栄えが統一され、プロフェッショナルな印象を与えます。

これらのコツを実践することで、ECサイトの商品撮影がより魅力的で効果的になり、購買意欲を高めることができます。

ECサイトの商品撮影にはモデルを起用するべき?

モデルを起用したECサイトの商品撮影では、商品の魅力をよりリアルに伝えることができます。
モデルが商品を着用することで、サイズ感やフィット感を具体的にイメージさせることができ、購入意欲を高めます。
また、ライフスタイルシーンを演出することで、商品の使用イメージを強化できます。
撮影の際は、モデルのポーズや表情、背景とのバランスを工夫し、商品の特長を最大限に引き出すことが重要です。

ECサイトの商品撮影費用とは?その中身について

ECサイトの商品撮影費用は、さまざまな要素で構成されており、その中身を理解することで適切な予算設定ができます。
以下に、商品撮影費用の主要な構成要素を詳しく説明します。

撮影スタジオのレンタル費用

撮影を行うスタジオのレンタル費用です。
スタジオの規模や設備によって料金が異なりますが、一般的には時間単位や日単位で設定されています。
特に照明設備や背景セットなどが充実したプロフェッショナルなスタジオを使用する場合、費用が高くなります。

カメラマンの報酬

プロのカメラマンに依頼する場合、その報酬が発生します。
カメラマンの経験やスキル、撮影内容に応じて料金が変わりますが、一般的には時間単位やプロジェクト単位で料金が設定されます。
高い技術とセンスを持つカメラマンほど、費用が高くなる傾向があります。

ライティング機材のレンタル費用

撮影には適切なライティングが不可欠です。
ソフトボックス、LEDライト、リフレクターなどのライティング機材をレンタルする費用が発生します。
スタジオに機材が含まれている場合もありますが、追加で特別な機材をレンタルする必要がある場合もあります。

スタイリストやヘアメイクアーティストの報酬

特にファッションやビューティー関連の商品撮影では、スタイリストやヘアメイクアーティストのサポートが重要です。
彼らの報酬も撮影費用に含まれます。プロのスタイリストやヘアメイクアーティストに依頼することで、商品の魅力を最大限に引き出すことができます。

モデルの報酬

人を使った撮影の場合、モデルの報酬が必要です。
モデルの経験や知名度によって料金が異なりますが、プロのモデルを使用することで商品の魅力が大きく向上します。
時間単位やプロジェクト単位で料金が設定されます。

編集およびレタッチ費用

撮影後の写真を編集・レタッチする費用です。
色調整、背景の削除、商品の欠点の修正などを行います。
これにより、商品の魅力を最大限に引き出すことができます。
プロのフォトエディターに依頼することで、高品質な仕上がりが期待できます。

小道具や背景の準備費用

撮影に使用する小道具や背景の準備費用です。
商品の特徴や用途に合わせた小道具や背景を用意することで、写真に説得力と魅力を加えます。
特注の背景や特別な小道具を使用する場合、その費用も追加されます。

輸送および設置費用

大型の商品や特殊な撮影場所で撮影を行う場合、商品を撮影場所まで輸送し、設置するための費用が発生します。
特に家具や大型家電など、移動が大変な商品の場合、輸送および設置費用がかかります。

これらの要素を考慮して、商品撮影の総費用を見積もることが重要です。
予算内で最大の効果を得るために、各項目の費用をしっかりと把握し、計画的に進めることが成功の鍵となります。

ECの商品画像の撮影代行(外注)の相場とは?

EC商品の画像撮影代行(外注)の相場は、撮影の規模や内容、地域によって異なります。
以下に一般的な相場と、その中身について説明します。

一般的な相場

撮影代行の費用は商品1点あたり、または時間単位で設定されることが多いです。

商品1点あたりの撮影費用は、おおよそ3000円から10000円程度です。

時間単位での撮影費用は、1時間あたり5000円から15000円程度です。

パッケージプランでは、数十点から数百点の商品をまとめて撮影する場合、総額で数万円から数十万円になることがあります。

撮影代行の中身

1. 事前打ち合わせ
撮影の目的やイメージ、商品数、撮影スタイル、納品形式などをクライアントと打ち合わせます。
この段階で、具体的な希望や要望を共有し、撮影の方向性を決定します。

2. 商品の受け取りと準備
クライアントから商品を受け取り、撮影に向けて商品の準備を行います。
商品は清潔にし、シワや汚れがない状態にします。
必要に応じて、商品を組み立てたり、セッティングしたりします。

3. セットアップ
撮影スタジオまたは指定の場所で、背景やライティングのセットアップを行います。
適切な光の調整や背景の選定を行い、商品の魅力を最大限に引き出す環境を整えます。

4. 撮影
プロのカメラマンが商品を撮影します。
複数のアングルやクローズアップを撮影し、商品の特徴や質感をしっかりと捉えます。
ライティングや構図に細心の注意を払い、魅力的な写真を撮影します。

5. 画像編集
撮影後、撮影した画像を編集します。
明るさやコントラストの調整、色補正、背景の処理などを行い、最終的な仕上がりを整えます。
必要に応じて、画像のリサイズやフォーマット変換も行います。

6. 納品
編集が完了した画像をクライアントに納品します。
納品形式やデータの受け渡し方法は、事前の打ち合わせで決定した通りに行います。

撮影代行の利点

1. プロフェッショナルな仕上がり
プロのカメラマンによる撮影と編集により、高品質な画像を得ることができます。
これにより、商品の魅力を最大限に引き出し、購買意欲を高めることができます。

2. 時間と手間の節約
撮影代行を利用することで、自分で撮影や編集を行う手間を省くことができます。
これにより、他の業務に集中する時間が確保できます。

3. 一貫した品質
撮影代行を利用することで、全ての商品画像が一貫したスタイルと品質で仕上がります。
これにより、ECサイト全体の見栄えが良くなり、ブランドイメージの向上にも繋がります。

注意点

撮影代行業者を選ぶ際には、過去の実績やサンプル画像を確認し、品質に納得できるかを確認することが重要です。
また、料金だけでなく、打ち合わせや対応の丁寧さ、納品スピードなども考慮して選ぶようにしましょう。

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