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【商品撮影に使えるおすすめのライト】コスパ重視、プロ目線の選び方とは

オンラインECサイトや、カタログにおける商品撮影は、商品の魅力を最大限に引き出すために欠かせません。
特に照明は、その仕上がりに大きな影響を与える要素のひとつです。
適切なライトを使用することで、商品の質感や色合いを正確に伝え、顧客の購買意欲を高めることができます。
今回は、商品撮影に使えるおすすめのライトを詳しくご紹介します。

商品撮影における照明の重要性

商品撮影において、照明(ライト、ライティング機材)は非常に重要な役割を果たします。
適切な照明を使用することで、商品の質感やディテールを際立たせ、プロフェッショナルな仕上がりを実現することができます。
ここでは、照明の基本的な役割とその重要性について説明します。

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商品の魅力を引き出す

照明は、商品の魅力を最大限に引き出すために不可欠です。
例えば、ジュエリーや化粧品などの小さな商品では、細部まで明るく照らすことで、その輝きや質感を強調することができます。
一方、衣服や家具などの大きな商品では、均一な光を当てることで、全体のバランスを保ちながら商品を魅力的に見せることができます。

色合いと質感の正確な表現

正確な色合いや質感の表現は、顧客が商品を正しく理解するために重要です。
自然光に近い色温度のライトを使用することで、商品の実際の色を忠実に再現することができます。
また、柔らかい光を使って陰影をコントロールすることで、商品の質感をよりリアルに表現することができます。

商品撮影の実践的なテクニック

実際に商品撮影を行う際には、いくつかの実践的なテクニックを駆使することで、より効果的な写真を撮影することができます。
ここでは、プロフェッショナルなカメラマンが実践しているテクニックをいくつか紹介します。

ソフトボックスやディフューザーの活用

ソフトボックスやディフューザーを使用することで、光を柔らかくし、商品の陰影を滑らかにすることができます。
これにより、商品の質感やディテールを自然に表現することができます。

- ソフトボックス: ライトに取り付けて光を拡散し、柔らかく均一な光を提供します。ポートレートや商品撮影に最適です。
- ディフューザー: 簡単に取り付けられ、光を拡散することで、硬い影を和らげます。持ち運びが容易で、ロケ撮影にも便利です。

リフレクターの使用

リフレクターを使用することで、自然光や人工光を反射させ、商品に適切な光を当てることができます。
これにより、影を和らげたり、特定の部分を強調したりすることが可能です。

- ホワイトリフレクター: 柔らかい光を反射させ、影を和らげます。自然な光の補助として使用します。
- シルバーリフレクター: 強い光を反射させ、商品の特定の部分を強調します。金属製品や宝石の撮影に効果的です。

実際の撮影方法は?

カメラの内蔵ストロボを使う

プロ用の一眼レフには「内蔵ストロボ」と呼ばれるポップアップ型のフラッシュが搭載されている機種があります。
あくまでも簡易的なフラッシュなので、商品撮影に使用すると、光が点(スポット)のように写ってしまうため、あまりきれいに撮ることができません。
商品に「硬い光」が当たってしまい、全体的に光が回らず、暗くなってしまいがちです。色味もあまりきれいになりません。
また、背景も白ではなく、グレーに近い色になってしまいます。
あまり良い例ではありませんが、専門的なライトがない場合は、残念ながら写真の品質が低くなってしまいます。
商品をより素敵に見せるためには、しっかりとしたライトを使用する必要があります。

ライトの光を直接当てる

もっともシンプルなライティング方法は、照明を商品に向けて、直接照射するというやり方です。
内臓ストロボに比べると少し柔らかい光になりますが、ダイレクトに当てる光では商品の品質をきちんと描写することができません。
表面に反射が生まれやすく、全体的な光が回りにくいため、背景はグレーに近いままになってしまいます。
また、商品の後方に強い影が生まれてしまい、商品よりも影に視線がいってしまうことがあります。

ダイレクト光ではなく、光の質を拡散させる

光が硬すぎると、陰影のコントラストが強くなりすぎるため、白い部分が飛んでしまったり、黒い部分がつぶれてしまったりすることがあります。
また、一番強く光が当たる場所には、ホワイトスポットと呼ばれる点が発生してしまうこともあり、特殊な例をのぞいて、ライトの光を直接商品に当てることは望ましくありません。
具体的に改善するためには「光を拡散させる」ことが必要となります。
専門用語では「ディフューズ」というのですが、傘(アンブレラ)やソフトボックス、白い紙や布などを使うことで光を分散させ、柔らかくさせることができます。

複数のライトを使う

1台だけのライトでは、商品に対して1方向からの光が当たることになり、強い影が出やすくなってしまいます。
複数の照明を使ってライティングを行うことで、より柔らかい自然な光を演出することが可能になります。

おすすめのライトの種類

商品撮影に使用するライトにはさまざまな種類があります。
それぞれのライトには特有の特性があり、撮影する商品の種類や撮影環境に応じて適切なものを選ぶことが重要です。
ここでは、主なライトの種類とその特徴について説明します。

定常光ライト(Continuous Lighting)

定常光ライトは、撮影中に常に光を発し続けるタイプのライトです。
定常光ライトは、ライトの配置や強度をリアルタイムで確認しながら調整できるため、初心者にも使いやすいという利点があります。

LEDライト

消費電力が少なく、発熱も抑えられるため、長時間の撮影に向いています。色温度の調整が可能なモデルも多く、さまざまな撮影シーンに対応できます。

蛍光灯ライト

柔らかい光を提供し、商品のディテールを自然に表現します。価格が比較的安価で、初心者にも扱いやすいです。
手軽ですが、商品のより正確な色を表現するには、カメラのカラーバランスを調整する必要があります。

リングライト(Ring Light)

リングライトは、ライトが環状になっているタイプの照明です。
定常光ライトのひとつですが、被写体を均一に照らすことができるため、ポートレート撮影やビューティー撮影に適しています。
リングライトを使用することで、商品の細部まで鮮明に写し出すことができます。

LEDリングライト

調光が可能で、色温度も調整できるモデルが多いです。目にキャッチライト(反射光)が入るため、商品の質感を美しく表現できます。

ストロボ(Flash Lighting)

ストロボ(ストロボライト、フラッシュ)は、一瞬の強い光を発するライトです。
高速で動く物体や、瞬間的な光の効果を利用した撮影に適しています。
ストロボを使用することで、動きのある商品の撮影や、特定の瞬間をとらえた写真を撮影することが可能です。

モノブロックストロボ

一体型のストロボライトで、使いやすさとパワーのバランスが取れています。設定や操作がシンプルで、ポートレート撮影にも適しています。

スピードライト

カメラに取り付けるタイプの小型ストロボライトです。持ち運びに便利で、ロケ撮影やイベント撮影に向いています。

おすすめの具体的なライト製品

商品撮影に適した具体的なライト製品について、以下におすすめのモデルをいくつかご紹介します。
それぞれの製品の特徴と利点を詳しく説明しますので、ぜひ参考にしてください。

LEDビデオライト

LEDビデオライトは、高品質な定常光を発することができる機材で、商品撮影に最適です。
商品の色合いや質感を正確に表現することができます。

特徴: 高い演色評価数(CRI)により、自然光に近い色再現が可能です。また、ファンを内蔵しているタイプは静かに動作するため、ビデオ撮影にも適しています。
利点: 手頃な価格でありながら、プロフェッショナルな品質の光を提供します。調光が可能で、さまざまな撮影シーンに対応できます。

ヘッドライト型

ストロボと同じように、「ヘッド」部分が光るタイプです。ファンが内蔵されているモデルが多く、スタンドと呼ばれる脚部に取り付けて撮影します。
ソフトボックスやリフレクターなど、さまざまなアクセサリーを交換できるのがメリットです。
RGBモードや色温度の調整が可能な機材は、さまざまな色の光を作り出すことができます。
また、リモコン操作が可能なモデルは、遠隔からの設定変更も容易で、よりクリエイティブな使い方ができます。

フラットパネル型

長方形や正方形に近い平たいパネルの形をしており、均等にLED光を照射することができます。
ヘッドライト型に比べて、取り付けできるアクセサリーの種類は少ないですが、電源をONにするとそのまま使用することが可能なため、初心者でも使いやすいです。
ただ、十分な光の量を確保しようとすると、10万円以上の機材が必要になります。
光量にこだわらなければ安価な商品も購入できるので、それぞれのスペックを比較してみてください。
ヘッドライト型と同じく、RGBモードや色温度の調整が可能なタイプがあり、高額な機種ほど選べるモードが充実しており、プロフェッショナルな品質の写真を撮影できます。
リモコン操作が可能な機種は、離れた場所からの遠隔操作が可能です。

ライトの配置と使用方法のポイント

適切なライトを選んだ後は、その配置や使用方法にも注意が必要です。
ここでは、商品撮影におけるライトの配置と使用方法のポイントについて詳しく説明します。

キーライトとフィルライトの使用

キーライトは、被写体に主光を当てるライトで、フィルライトはキーライトによって生じる影を和らげるために使用します。
この2つのライトをバランス良く配置することで、商品のディテールや質感を際立たせることができます。

- キーライト: 被写体の正面や側面に配置し、主な光源として使用します。強度を調整することで、商品の立体感を強調します。
- フィルライト: キーライトと反対側に配置し、影を和らげる役割を果たします。柔らかい光を使用することで、商品の全体像を明るく照らします。

バックライトとエフェクトライトの使用

バックライトは、被写体の後ろから光を当てることで、商品の輪郭を際立たせます。
エフェクトライトは、特定の部分を強調するために使用し、商品の特徴を引き立てます。

- バックライト: 被写体の後方に配置し、商品の輪郭を強調します。透過性のある光を演出できます。ビューティ撮影に多用するライトです。

素材やガラス製品の撮影に特に効果的です。
- エフェクトライト: 商品の特定の部分を強調するために使用します。色付きのフィルターを使用することで、創造的な効果を出すことができます。

まとめ

商品撮影において、適切なライトを選び、効果的に使用することは非常に重要です。
定常光ライトやストロボライト、リングライトなど、さまざまな種類のライトを駆使して、商品の魅力を最大限に引き出すことができます。
また、ライトの配置や使用方法、リフレクターやソフトボックスの活用など、実践的なテクニックを取り入れることで、プロフェッショナルな品質の写真を撮影することが可能です。

今回ご紹介したライトの選び方や具体的な製品、実践的なテクニックを参考にして、ぜひ自分の撮影スタイルに合った方法を見つけてください。
質の高い商品写真を撮影することで、ビジネスの成功をサポートし、顧客の購買意欲を高めることができます。

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