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【商品撮影に使える小物】とは?プロの撮影サービスが小物の使い方を解説

商品撮影において、メインの被写体である商品自体の魅力を最大限に引き出すためには、適切な小物を活用することが重要です。
この記事では、数多くの商品撮影を手がけてきた撮影スタジオがおすすめする「商品撮影で使える小物」について詳しく解説します。
これらの小物は、単なる装飾品以上の役割を果たし、商品の魅力を際立たせるための重要なツールです。

背景紙や背景布(バックドロップ)

商品撮影において、背景は被写体の魅力を引き立てるための重要な要素です。
適切な背景を選ぶことで、商品がより際立ち、視覚的な魅力が増します。

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背景布の種類

背景布には様々な種類があります。
シンプルな無地のものから、テクスチャーやパターンが施されたものまで、多種多様です。
無地の背景は、商品そのものを強調する際に最適です。
一方、テクスチャーやパターンのある背景は、特定の雰囲気を演出したい場合に役立ちます。

バックドロップの選び方

バックドロップを選ぶ際には、商品のカラーやテーマに合わせて選びましょう。
たとえば、ナチュラルな雰囲気を演出したい場合は、木目調のバックドロップが効果的です。
また、高級感を出したい場合は、マーブル調のバックドロップが適しています。
商品の特性に合った背景を選ぶことで、視覚的な一貫性が生まれ、商品がより魅力的に映ります。

レフ板とディフューザー

光の使い方は、商品撮影において非常に重要です。
リフレクターやディフューザーは、光をコントロールするための便利なツールです。

レフ板の使い方

別名でリフレクターとも呼ばれる「レフ板」は、光を反射させて被写体に当てるための道具です。
これにより、影を軽減したり、特定の部分を強調したりすることができます。
リフレクターの色には、白、銀、金などがあり、それぞれ異なる効果をもたらします。
白は柔らかい光を、銀は強い光を、金は暖かみのある光を反射します。
カポックやバウンス板といった大きなサイズのものもあり、片側が白、反対側の面が黒になっていることが多いです。
商品撮影の場合は小さなサイズの板も使用します。

ホワイトボードやブラックボード

ホワイトボードやブラックボードは、背景や反射防止、光のコントロールにおいて非常に有効です。

ホワイトボードの使い方

ホワイトボードは、光を反射させるためのボードとして使用されます。
これにより、被写体に柔らかい光を当てることができ、影を軽減する効果があります。
また、背景として使用することで、シンプルかつ清潔感のあるイメージを作り出すことができます。

ブラックボードの使い方

ブラックボードは、光を吸収し、影を作るためのボードとして使用されます。
これにより、コントラストを高め、商品の形状や質感を強調することができます。
また、背景として使用することで、シックでスタイリッシュなイメージを演出することができます。

ディフューザーの使い方

ディフューザーは、光を柔らかく拡散させるための道具です。これにより、影を柔らかくし、より自然な見た目を実現します。
ディフューザーは特に直射日光や強い照明を使う際に有効です。
商品に対して直接光を当てるのではなく、ディフューザーを通して光を当てることで、プロフェッショナルな仕上がりになります。

商品撮影用の「小物(プロップ)」とは

スタイリング用の小物は、「プロップ」と呼ばれることもあり、商品の魅力を引き立てるために欠かせません。
これらの小物は、商品のストーリーを語り、視覚的に豊かなイメージを作り上げます。

自然素材の小物

木の枝や花、葉などの自然素材は、ナチュラルな雰囲気を演出する際に非常に有効です。
これらの小物を背景や商品の周りに配置することで、自然な印象を与え、商品がより親しみやすく見えるようになります。

日用品

食器やカトラリー、本や文房具など、日常的に使われるアイテムを撮影に取り入れることで、商品が実際に使われるシーンを想像しやすくなります。
例えば、コーヒーカップの商品撮影には、本やノートパソコンを添えることで、朝のリラックスタイムを連想させる効果があります。

天板

「天板」とは、商品を置く板面のことです。木目(板目)の素材や、黒や白といった無地の素材まで、さまざまなものがあります。
アンティーク風の使用感を施したものもあり、撮影のイメージのよってどのような天板を使用するか決める必要があります。
撮影専門のリースショップ(リース店)で借りることもできますが、1枚あたり平均8,000円以上はするので、それなりの経費がかかります。

照明機材

適切な照明は、商品撮影において非常に重要な役割を果たします。
照明の使い方によって、商品の質感や形状が大きく変わります。

ソフトボックス

ソフトボックスは、光を柔らかく拡散させるための機材です。
これにより、商品に均一な光を当てることができ、陰影をコントロールしやすくなります。
ソフトボックスは、特にガラス製品や金属製品など、反射しやすい素材の撮影に適しています。

リングライト

リングライトは、均一な光を被写体に当てるための照明機材です。
特に小さな商品や、ディテールを強調したい場合に有効です。
リングライトを使うことで、影を最小限に抑え、商品の細部までくっきりと撮影することができます。

カメラとレンズ

当然のことながら、カメラとレンズは商品撮影において最も重要な機材です。
適切なカメラとレンズを選ぶことで、商品の魅力を最大限に引き出すことができます。

ミラーレスカメラ

ミラーレスカメラは、軽量でコンパクトながら、高品質な画像を撮影できるため、商品撮影に非常に適しています。
特に、取り回しがしやすく、狭いスペースでも撮影がしやすいという利点があります。

マクロレンズ

マクロレンズは、商品の細部を撮影する際に欠かせないレンズです。
特にジュエリーや小物の撮影では、マクロレンズを使うことで、細部までクリアに撮影することができます。
商品の質感やディテールを強調することで、より魅力的な写真を撮影することができます。

三脚とスタンド

安定した撮影を行うためには、三脚やスタンドの使用が不可欠です。
これらの機材は、カメラを安定させ、ブレを防ぐために使用されます。

三脚

トライポッドとも呼ばれる、カメラを固定するための三脚です。
これにより、シャッタースピードを遅くしてもブレずに撮影でき、クリアな画像を得ることができます。
また、固定することで、同じアングルで複数のショットを撮影することが可能です。

照明スタンド

スタンドは、照明機材を固定するための機材です。
これにより、照明の位置を自由に調整することができ、被写体に最適な光を当てることができます。
照明スタンドを使うことで、照明の安定性が増し、プロフェッショナルな仕上がりになります。

小道具と装飾品

商品撮影において、小道具や装飾品を上手に活用することで、商品の魅力を引き出し、視覚的なストーリーを作り上げることができます。

シンプルな小道具

シンプルな小道具は、商品そのものを引き立てるために使用されます。
例えば、白い陶器のプレートやガラスの瓶など、シンプルでありながらスタイリッシュな小道具は、商品の魅力を損なわずに引き立てることができます。

テーマに合わせた装飾品

テーマに合わせた装飾品を使うことで、商品のストーリーを視覚的に表現することができます。
例えば、季節の商品撮影では、季節感を出すための装飾品を使うことで、商品の魅力をさらに引き出すことができます。
クリスマスの撮影では、オーナメントやリースを添えることで、ホリデーシーズンの雰囲気を演出することができます。

ディスプレイスタンドと台座

商品の見せ方を工夫するためには、ディスプレイスタンドや台座の使用が効果的です。
これらの小物を使うことで、商品を立体的に見せることができ、視覚的なインパクトを与えることができます。

ディスプレイスタンド

ディスプレイスタンドは、商品を立てて見せるためのスタンドです。
これにより、商品の形状やディテールをより明確に見せることができます。
特に、ジュエリーやアクセサリーなど、小さな商品を撮影する際に有効です。

トルソー(マネキン)

アパレル商品は、トルソーに服を着せて撮影する手法があります。置き撮りに比べて、立体的な見せ方ができるため、より着用時に近いイメージを提示することが可能になります。
ジュエリーやアクセサリーなどは、ヘッドトルソー、ネックトルソーを使って撮影する場合もあります。

台座

台座は、商品を高く見せるための台です。
これにより、商品が背景から浮き立ち、視覚的なアクセントを加えることができます。
特に、単品の商品を強調したい場合に有効です。
台座を使うことで、商品の存在感を高め、視覚的なバランスを取ることができます。

ガラスクリーナーとクロス

商品の清潔さを保つためには、ガラスクリーナーやクロスの使用が欠かせません。
特にガラス製品や鏡面仕上げの製品では、指紋やほこりが目立つため、これらの小物を使って清掃することが重要です。

ガラスクリーナーの選び方

ガラスクリーナーは、商品の表面を清掃するためのクリーナーです。
選ぶ際には、残留物が残らないものを選ぶことが重要です。
クリーナーを使用して、商品の表面をしっかりと清掃し、クリアな状態で撮影に臨むことが大切です。

クロスの使い方

クロスは、商品の表面を拭くための布です。
特にマイクロファイバークロスは、ほこりや指紋を取り除くのに効果的です。
撮影前に商品の表面をクロスで拭き、清潔な状態を保つことで、プロフェッショナルな仕上がりになります。

結論

商品撮影において、小物の選び方や使い方は、商品の魅力を最大限に引き出すために非常に重要です。
背景布やバックドロップ、リフレクターやディフューザー、スタイリング小物や照明機材など、様々な小物を適切に活用することで、プロフェッショナルな商品写真を撮影することができます。
また、カメラとレンズ、トライポッドとスタンド、反射板と吸収板、ディスプレイスタンドと台座、反射防止シート、ホワイトボードやブラックボード、ガラスクリーナーとクロスなどのツールも、商品撮影には欠かせません。
これらの小物を駆使して、美しい商品写真を撮影し、ビジネスの成功をサポートしましょう。
質の高い写真は、商品の魅力を最大限に引き出し、顧客の購買意欲を高める重要なツールです。

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