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【商品撮影のコスト】気になる撮影料金(物撮り)の相場とは?


パンフレットやECショッピングサイトの商品撮影をプロフォトグラファーの撮影スタジオや撮影代行会社に頼みたい、と考えたとき、初めての発注だと「そもそも商品撮影の相場感でどれくらいなの?」という点は気になるところでしょう。今回は、気になる金額について、ご紹介します。

もともとの商品価格単価は?

ネットショッピングが現在のように普及するまで、撮影と言えば紙媒体である雑誌や、広告(ポスター、POPなど)が主流でした。ネット上の画像に比べて、紙媒体の方が高い品質を求められるため、撮影費用は数万円から、といったケースが一般的でした。いまでも大規模なキャンペーンになると、二次使用料金も含めて数百万円という仕事もあります。
上記の費用感には機材費や技術料、高解像度データのレタッチ工数が含まれます。丁寧に合成データを仕上げるためには1週間ほど作業が必要な場合もあるからです。
ネットでのEC販売が主になってからは、白バックの簡単な商品写真であれば、1商品あたりの費用は格安で対応可能な場合もあります。納品画像の解像度や撮影枚数、JPEGでそのまま撮影して色調整なしでそのまま納品するのか、撮影後にきちんと色を調整して納品するのかなど、画像に求められる品質によって費用は変動しますが、使用用途によって、発注先を決めていくことが大切になります。

 

撮影にかかるコストにはどんなものがある?

次に、撮影を行う上で発生するコストを確認してみましょう。

・人件費、技術料
・機材費(カメラ、ストロボ機材類、背景紙などの消耗品)
・スタジオの賃料
・商品管理・データ管理
・撮影データの現像、色調整
・加工(レタッチが必要な場合)
・商品の梱包と返送手配

ぱっと思い浮かぶのは人件費や機材費ですが、品質、納期を担保するにはさまざまな経費がかかることがおわかりいただけるかと思います。
人件費には、カメラマンの技術料が含まれます。撮影難易度によっても変動しますが、撮影者個人の技術料だけでなく、納期管理のためには適正な人数で作業を行う必要があり、データチェックや商品の確認、梱包などにもある程度の人件費が必要となってきます。
ちなみに弊社では、画像データ確認時や返送時には必ず2名以上でダブルチェックを行っています。品質担保のためにはある程度の人員を割く必要があることは、言うまでもありません。なるべく予算を抑えつつ、良いサービスを提供できるかどうか。業種を問わず、大きな課題になっています。

安価な業者の場合、アルバイトが撮っていないか確認!

近年、大手ネット企業をはじめとした、撮影代行業者が増えています。安価な費用で大量の撮影を行おうとする場合は、必ずその事前にクオリティをチェックしたいものです。
安価な撮影だと、プロのスタッフではなく、アルバイトを採用して撮影を代行させているケースが非常に多いようです。
中にはカメラを買ったばかりでシャッタースピードや絞りなどといったカメラの操作や、カラーバランスなどの知識がまったくないスタッフも多いのが、残念ながら実情です。
デジカメ時代で誰もが写真を撮れるようになった時代の弊害でもありますが、どうしても仕上がりのクオリティに差が出てしまうことは否めません。
品質にこだわらなければ、安さだけを求めるのも良いかもしれませんが、多くの競合がひしめく中、ただ写真を撮るだけでは、本当の意味で売り上げ増につなげることは難しい場合もあります。
本当にプロのフォトグラファーが撮影、監修しているかどうかを確認した方が懸命であると言えるでしょう。

撮影代行サービスといっても、さまざまな会社があります。コスト面での相場感を抑えつつ、ただ右から左に大量生産するのではなく、こだわりを持って仕事をする。そんな外注先を見つけていただければと思います。

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