商品撮影をする場合、最も適した撮影方法として、切り抜きとイメージカットの２つの種類があります。切り抜きカットとイメージカット、ぞれぞれの撮影方法の違いやメリット・デメリットについてご紹介します。
サイトに掲載する商品写真をより良いものにするうえでチェックしてみてください。
商品の存在感を惹き立てる切り抜きカット
切り抜きカットを行う場合、白い紙を背景に撮影をすることで、商品の輪郭をよりはっきりとさせて、まるで浮き上がってくるかのような仕上がりにできます。
商品の撮影をするうえでなによりも重要になるのは、その商品をどれだけはっきりとした輪郭で、商品の存在感を高められるかです。商品の存在感を強くアピールするためには、白をバックに撮影するのが理想的ですが、商品の種類によっては、必ずしも白をバックにするのではなく、グレーや黒などの色をバックにした方が良い場合もあります。
背景をプラスして雰囲気アップ！イメージカット
イメージカットでは、背景を活かして商品の魅力をより上手く演出できるようになります。基本的に、商品写真において商品の色味や形を鮮明に伝えるためには、背景はシンプルであるのが理想的です。
シンプルでありながら、なおかつオリジナリティのある背景を使用することで、商品の印象を変えたり、商品の良さを際立たせることができます。
例えば、同じ腕時計でも、白を背景にすると商品が明るく、カジュアルなイメージになります。一方で、黒を背景にすることで、カジュアルなイメージではなく、高級感のあるイメージになります。同じ商品でも背景が違うだけで見る人がその商品に対して抱く印象は全く違ってきます。また、日常に近いシーンを演出し、セットを組んで撮影を行う場合もあります。
商品を含む様々な情報を伝えることができる、イメージカット撮影
切り抜きカットでの撮影をすると、商品の輪郭をはっきりとさせて、商品の色や形を際立たせることができます。しかし、他のサイトでも同じ方法での撮影を行いますので、差別化をするのは難しくなります。
イメージカットの場合には切り抜きカットほど商品の色や形を際立たせることはできません。しかし、工夫次第で背景を好きなように変えることができ、他サイトとの差別化に繋がり、サイト独自の魅力や個性を前面に出すことができます。
そのため、その商品の色や形だけではなく、その商品を実際に使用しているライフスタイルや、気持ちなどを想像させることができます。
予算、納期、商品の特徴などを考慮し、どの撮影方法を選択するのかを十分に考えることが重要と言えるでしょう。
サイトオープン時にはできるだけ多くの商品カットが必要になりますので、切り抜きカットがメインになりますが、同時にトップ写真などではイメージカットを取り入れることで、サイトのクオリティを飛躍的にアップさせることができます。
