格安の撮影サービスを比較すると、1カット〇〇〇円、1時間あたり〇〇〇円といった風に、撮影の費用感はさまざまです。今回は、「カット数(商品数)ごとの撮影」と「時間制撮影」の違いについて、ご説明します。
カット数(商品数)ごとの撮影におけるメリットは?
メリットは、郵送さえ行えば、撮影を実施できることです。例えば出張や展示会が重なるタイミングでも、同時進行で商品ローンチの準備を進めることができます。同様に、距離が離れていてもネット経由で撮影を依頼し、宅配便での依頼ができるため、非常に便利です。
弊社でも、最初から最後まで一度もお電話でやり取りすることなく、メールだけで完結という案件が増えています。ひと昔前では考えられなかったことですが、スピード感が求められる現代ならでは、といえるでしょう。
デメリットは、原則として立ち合いが不可なことです。基本的に格安で1商品ごとに撮影単価が決まっている場合、スタジオ内にライティングセットを組み、複数のスタッフが効率よく撮影を行っていくため、細かい指示をその場で…というご要望にまでお応えすることは(時間制に比べると)なかなか難しいといえます。ご依頼前に、できるだけ正確な仕上がりイメージを伝えていただいた方がいいでしょう。
時間制撮影の魅力は?(カット数/商品ごとの違い)
反面、時間制撮影の一番のメリットは「現場で確認ができる」ということです。ほとんどの広告撮影はクライアント立ち合いのもとで行われることが多いのですが、その理由は、撮影アングルや微妙な色味、商品の見え方などを直接相談できること。現場でカメラマンに指示ができるため、撮影中の撮り直しも可能になります。
また、やはり直接顔を見てお話できることのメリットは何よりも大きいと感じています。メールだけでは、どうしても細かい部分の行き違いは起きやすいものです。できるだけそういったことが起こらないことが理想ですが、費用面はさておき、可能であれば直接お会いして撮影できるのが好ましいと感じます。
デメリットとしては、距離が離れている外部のクリエイターに委託するのが困難な点です。弊社にも関西(大阪、神戸)、九州といった各地域の企業様よりお問い合わせがありますが、立ち合いが困難な場合は郵送での撮影(商品点数でカウント)をおすすめしています。
カット数ごとの撮影と時間制撮影、それぞれの良さを生かす
例えば、白バックで撮る角度が決まっていて、同様の商品が多数ある場合などは、郵送して撮影を依頼する方が効率的です。また、パッケージ写真や、センスが問われるイメージカットなど、「これは力を入れたい」というカットに関しては、時間制の方が当然望ましいと考えられます。
オンライン需要の急増に従い、撮影しなければいけない機会も増加しています。それぞれの撮影内容にあったサービスを活用し、魅力あるプロモーション活動につなげてください。