アパレルサイトで人気のあるモデル撮影。特に、春先から秋にかけては、ロケ撮影の機会も多くなります。ショッピングサイト、カタログなどの種類を問わず、ロケ先で必要となるちょっとした知識をお伝えできればと思います。ご担当者必見の記事です。
背景はシンプルに!人混みを避ける
まず、大原則として、モデル撮影を行う場合、商品をアピールすることが大切ですので、人物の背景に人がいない状態をつくることは大前提です。せっかく素敵なモデルさんがいい表情を見せてくれ、商品もきれいに写っているのに、顔の真横に人物が写り込んでいたとしたら…。せっかくの写真が台無しです。まず、どこにモデルを立たせるかを決めたあと、背景の処理は大丈夫なのかという点に気を配ります。場合によっては、背景をぼかすことで周辺の余計なものを目立たせなくすることも必要です。撮影場所、カメラの設定が決まればあとはモデルさんにポーズを撮ってもらいます。
また、背景を選択する上で、近年注意事項になっているのは、道路交通法の遵守です。いまや、誰でも簡単にシャッターを切れてしまう時代。ですが、御社の大事な写真がショッピングサイトやSNSに掲載された際に、道路の真ん中に立っていたり、明らかに人物がいてはいけない場所に入っていたりしたら…。万が一のトラブルを引き起こしかねません。
アウトプットとなる使用目的を押さえ、コンプライアンスをきちんと重視した上で、撮影を行うことが重要となります。
ボケを使わない、モデル撮影時の背景をきれいに演出するには?
背景の処理の仕方はわかっても、なかなかプロ用の一眼レフカメラでないとレベルの高い写真が撮れないことは事実です。それでも、予算をなるべく格安に抑えるために、ちょっとした写真を撮影し、情報配信として使っていきたい…というときもあると思います。そんな時には、店舗内や壁、建物の外観などを背景に使用するのもひとつの方法です。おしゃれなスタッフさんがモデルになれるようでしたら、素敵な1シーンを切り取ることもできるかと思います。
もちろん、そうした写真ばかりだとどうしてもSNS感が強くなりすぎてしまう場合がありますので、さらにワンランク上の撮影を、という場合には、モデル費用がセットになった撮影スタジオに依頼されるのも、ひとつの方向かと思います。
モデル撮影は難しいからこそ、イメージアップにつながる
モデル撮影の難しさは、それまでに同様の撮影を経験してないと、どのような写真を撮影すればいいのか、最終的にアップするにはどのようなカットが臨ましいかといった差がわからない…という点です。どうしても、アパレル販売に新規参入される企業様にはハードルが高く感じられてしまうかもしれませんが、一度やり方がわかれば、スムーズに導入することも可能と思います。
弊社スタジオでは、初めてのモデル撮影依頼のために、アドバイスのみも承っています。
ぜひお気軽におたずねください。